過日、ご家族の方より、資産運用についてのご相談がありました。
具体的にどんな風にアドバイスを行ったのかをご紹介いたします。
ご相談内容
■家族構成
- ご主人(44)会社員(月収:約300,000円)
- 奥様(47)臨時職員(月収:約100,000円)
- 長男(6)
- 次男(3)
■ご相談の詳細
お悩み
- これからかかるであろう教育費をどう捻出するか?
- 年間の支出を抑えたい
- 老後資金も考えておきたい
その他
- 家計簿はつけていない
- 保険はずっと見直していない
現在の金融資産
- 普通預金 3,000,000円
- 県民共済 夫婦で月額1,000円の医療保障
- 子供手当 子供たちそれぞれの口座で管理
自分に必要な生命保険の選び方
ご提案内容
何について費用がかかり、なぜ支出を抑えたいのかを話し合うことで、家計の問題や課題を明確にし、将来のお金の蓄え方について解像度を上げる
お悩みの一つに年間の支出を抑えたいとあるので詳細を聞くと、家計簿はつけていないので、何について費用がかかっているのか?なぜ支出を抑えたいのか?話し合うところから始まりました。
〇かかっている費用
→子供たちの塾代と習い事。毎月の支出が収入を上回っていることはない。
〇なぜ支出をおさえたいのか?
→子供の教育資金について準備をしていないので、蓄えるためにしておきたかった。
ということが判りました。
現在二人のお子様についての貯蓄について確認を取ってもらいますと、お二人のそれぞれ口座を作り、子供手当やもらったお年玉を入金をしており、このペースでいくと高校卒業時点で二人とも2,500,000円は通帳内に残ることが判りました。一般的な大学(医学部など以外)の4年間に必要な金額は約5,000,000円ですので、教育資金の不足は2,500,000円×2人分ということになります。
また、老後資金も考えているということで、現状65歳時点でいくらの金融資産があるか確認していただいたところ、ご主人様の退職金で10,000,000円くらいはあるとのことでした。 ライフスタイルから考えますと65歳時点で必要な老後資金は30,000,000円。残り20,000,000円をどう捻出するか?ということが明確になりました。
- 教育資金2,500,000円【(兄(12年後)・弟(15年後)】
- 老後資金20,000,000円【ご主人で考えると21年後】
ご主人様の「もしも」の時の保障を確保し、貯蓄性のある「ドル終身保険」で
一家の大黒柱であるご主人様のもしもの時の保障が全くないことが気になっていたというのもあり貯蓄性のある保障で考えることになりました。
ご提案したのは「ドル終身保険」
死亡保障は一生涯ですが、保険料払込期間を10年にします。
終身保険はの特徴は
- 一生涯死亡保障が続く。
- 払込期間満了後は解約すれば、解約返戻金が100%を超える特徴があります。(※年齢・性別・期間によります)
今回の場合、払込期間を10年に設定することで12年後で100%を超えていくことが判りました。
お兄ちゃんの教育資金不足分は、弟ちゃんの教育資金で賄います。
弟ちゃんの教育資金にこのドル終身保険を当てはめることにしました。弟ちゃんが必要になるのは15年後なのでそれまで解約するタイミングをまつことで さらに解約返戻率は上がっていきます。15年後に解約すれば120%程になります。残り39,000,000円。
普通預金300万円を65歳時点までに500万円となるように資産管理する計画。期間を区切って、今楽しむためのお金もしっかり確保。
ここで注目したいのが普通預金に3,000,000円あります。
この普通預金を65歳時点までに5,000,000円となるように、積立てながら、急な出費や旅行などのために使うためのお金でもあることにします。65歳時点で5,000,000円維持しておく(無理のない貯蓄で実現できることは確認済み)
それまでの期間は今を楽しむお金として活用する。使ったら戻す。
- 普通預金(自分銀行)で5,000,000円
残りが34,000,000円
余剰資金は家族にあった殖やし方を提案。コスパの期待できる米ドルの養老保険を採用。
余剰資金を家族にあった殖やし方を考え、米ドルの養老保険を使うことにしました。
理由は
- 円よりもドルの返戻率が高い
- 自営業なのでもし万が一があっても保障として家族に戻る
- 長期で支払いに無理がないし、もし途中で続けることが難しくなったとしても掛けたお金より返戻されることがある。
65歳時点で12,000,000円が得られます。残り22,000,000円については、奥様が仕事復帰する予定なので、収入が安定した時に見直しすることでまとまりました。
ご主人様と奥様の収入の色分けを提案。収入の色分けによるお金の役割分担で、家族がストレスなく資産運用できる仕組みに。
また、ご主人様と奥様の収入の色分けを行いました。ご主人様の収入で生活費を。余った分は今を楽しむお金にします。奥様の収入100,000円を50,000円を将来のために、50,000円を今を楽しむお金にします。ご主人様と奥様の今を楽しむお金(余剰資金)から無理のない金額で積立てをすることにしました。それが50,000円でしたので普通預金に毎月入れるようにします。年間60万円ですが、念のため年間50万円は作ろうねということで話をまとめました。(ボーナスは年2回ありますが別で作ることにします)これだけで15年後には750万円になりますので、まずは普通預金に65歳まで300万円を維持するための蓄えを作ってもらい、それ以外の50,000円のうち一部を弟ちゃんの教育資金に充てるお金にしてもらいました。(ドル終身保険の支払い)
そうすることで弟ちゃんの教育資金は ・キャッシュで全額賄うこと・キャッシュとドル終身保険で賄うことの選択ができます。キャッシュで全額賄えばドル終身保険の解約返戻期はずっと上がり続け老後資金として活用する65歳時点では解約返戻率は190%程になります。
このようにお金を色分けしたり工夫すれば簡単に教育資金と老後資金に変えることができます。また、目的を明確にすることで、支出がおおきいという不安はなくなり、今を大切にしながら将来を明るくできることができます。塾代も習い事も子供たちがやりたいことを続けさせることもできました。
奥様は近い将来キャリアアップも考えておられたので、 それがはっきりわかり次第老後資金の具体的な作り方をお話しすることになりました。
■最終的にお選びになったプラン
ご主人様
- ドル終身保険(保障:一生涯 支払期間:10年)
ライフプランとは思い描いた人生を歩むための経済的な準備のことです。
現状に少しのアイデアと工夫を加えれば未来は変わります。
まずはお気軽にご相談ください。
一緒に未来について考えましょう。
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