脳を最適化すれば能力は2倍になる 樺沢 紫苑

■人間の感情は脳内物質でつくられている。

■7つの脳内物質

①ノルアドレナリン

「闘争と逃走のホルモン」闘うか、逃げるか、その選択と行動が必要とされる危機的な状況で分泌される。短期集中・一発逆転 恐怖・不安

②ドーパミン

「モチベーションの源」より高い目標、より困難な目標を立てると分泌される。適度な課題⇒ご褒美・リフレーミング・報酬サイクル

③セロトニン

「心の安定と深く関係する癒し物質」セロトニンを活性化するには『日光を浴びる』『リズム運動』『咀嚼』。共感力を磨けばセロトニン神経が強化される。

④アドレナリン

「闘争ホルモン」興奮や怒りと関連して分泌される。身体機能を瞬間的に高めてくれる。アドレナリンをオフにすることも大切。昼間はバリバリ働き、夜間はゆっくりと休む。

⑤アセチルコリン

「発想力と集中力を担う物質」認知機能とひらめきに深く関わっている。ひらめきは元となる情報を十分にインプットする。ひらめきは一瞬なのでメモを取る。

⑥エンドルフィン

「究極の癒し物資」脳内麻薬・至福感、恍惚感が分泌される。精神ストレス解消、体を修復、免疫力を高める。人に感謝する、感謝される。仕事を頼まれたときは「喜んでやる」⇒ドーパミンやエンドルフィンがでる。嫌々やる⇒ノルアドレナリンがでる。

⑦メラトニン

「睡眠物質」熟睡・疲労回復には不可欠な物質。1日7~8時間の睡眠がよい。長すぎても短すぎてもよくない。

■バランスが重要

ドーパミンとノルアドレナリンを調整するのがセロトニン。

交感神経(アドレナリン)と副交感神経(アセチルコリン)のバランスが自律神経。